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原野の美しいルール

情景

撮影地
アメリカ アラスカ州 - ブルックス山脈、ノーススロープ、カトマイ国立公園、デナリ国立公園、トンガス森林国立公園 カナダ ユーコン準州 - タギッシュ
撮影期間
2014年7月〜8月, 2015年8月〜9月, 2017年7月, 2019年6月〜8月
撮影機材
Cameras - Nikon D4, D810 Lenses - Nikkor 500mm f/4G ED VR, 300mm f/2.8G ED VR II, 70-200mm f/2.8G ED VR II, 24-70mm f/2.8G ED

争うハクトウワシの怒りはどうやって表現できるだろう

冷え込む朝霜を耐えるクサチヒメドリの辛さはどうすれば伝わるだろう

印象的な光景を撮影する時はいつも自然が発信するメッセージを捉えようとしていた

けれども野生動物たちは僕たちと全く違う世界で生きている

そこには一切の人間的感情は存在しないのかもしれない

僕らは自分たちで決めたルールに沿って社会を作る

自然界を支配するのは天候や食料の存在だ

いつでも手に入るわけではない食料 体力を奪う気候 動物同士の関係性

彼らにとってはいかに無駄なく体力を使わず生きるかが重要なのだ

日没時の太陽が放つ黄金色に感動的な意思はない

荒野に残され朽ちゆく仲間の角を切なく感じるカリブーはいない

それでも目の前で様々に変わる景色や野生動物たちの仕草には

なにか 心を揺さぶるものがある

得も言われぬ感情を掻き立てる風景がある


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